お店の隅々まで見逃せない仕掛けがある建物です。一度足を踏み入れると帰りたくない‼ と思ってしまうほど素敵な空間ですよ。
築110年以上の古民家
2022年4月8日(金)にグランドオープンした『Hi! Yoriyo(ハイ! ヨリヨ)』さんです。
以前こちらで営業していた仕出し屋さんがお店の前を通る人に「はい、よりよ~」と声をかけていたという話を聞いたそうです。地元の人にとって思い出が詰まった言葉を、そのまま店名にした場所です。
入口には、お洒落な看板がありますよ。
こちらの建物には、カフェとギャラリーがあります。
店舗の場所はこちら👇 『道の駅 竹田』さんから車で約1分の場所にあります。
所在地 : 大分県竹田市米納1031-1
記憶を繋ぐ
オーナーさんご夫婦が5年の歳月をかけ手作業で店内の改装を行いました。その際、お店のテーマとして大事にしたことは『記憶を繋ぐ』ということだったそうです。
業者さんを入れずに自分たちで行ったからこそ、大事にしてきた想いが店内の各所に込められています。
本棚や作家さんの作品を展示販売している棚はよく見ると、取っ手が付いています。こちらは、この建物に残されていた箪笥の引出しを再利用しています。
カフェでお客さんが座るイスは、なんだか見覚えがある…昔ながらの低い机です。なんと席と席の間に置かれているものは、机についていた引出し‼
素敵なステンドグラスがあるなぁ~っと眺めていたら「元々この建物にあったガラスを、ステンドグラスのように作り変えてもらったんですよ」と教えてくれました。こちらも長年使われていたものがお洒落に可愛く生まれ変わっています。
取ってのついた大きな額縁は、近世の日本で衣類や寝具を入れていた”長持” を再利用しています。見るだけでは気づきませんが、オーナーさんご夫妻から色々とお話を聞くとお店の魅力にどっぷりとはまってしまいますよ。
作家さんの作品
店内の一画には、様々な作家さんの作品が展示販売されています。こちらの建物に馴染む作品ばかりです。
長湯温泉の源泉で染めたマグカップです。一つ一つ色の変化が違い素敵で、見入ってしまいました。
ギャラリー
ギャラリーも併設されています。訪問した日は、画家ご本人もいらっしゃり作品の説明などもしていましたよ。
2022年4月26日(火)までは『塙 雅夫展 ~写実を超えて伝わる鼓動~ が開催されています。
このギャラリーには地下があります。以前は倉庫等でしか使われていなかったそうですが、現在はギャラリーの一室として素敵に活用されています。
訪問した際は、石垣のある地下ギャラリーもぜひ覗いてみてくださいね。今まで見たことない空間が広がっていますよ。
カフェ
ギャラリーを見学された方だけではなく、カフェのみの利用もできます。
朝、昼、夕方など時間によって光の入り方が変わるこちらのカウンター席は、時間を忘れてのんびりできますよ。何もかも忘れてしまうような素敵な景色が目の前に広がります。
メニューは、ドリンクが中心です。
アイスコーヒー 500円
ハンドドリップで丁寧に1杯ずつ淹れてくれます。コーヒーの香りがよく、さらに心が落ち着きます。
カフェで使用されている食器は、この建物に残されていたものを使用されています。現在のものではありませんが、全く違和感がありません。コースターは作家さんがこのカフェに合うようにと作ってくれたオリジナルのものとのこと。
アルカザール 500円
しっとりとした優しいお味のタルトです。コーヒーにとっても合います。スイーツは定期的に変わるようです。
開催中の展示をイメージしたスイーツのため、2022年4月26日(火)までのメニューです。
元々あった素材を活用し、時間をかけて再利用しながらお店にしています。目に映るもの全てが素敵で、心が落ち着きます。
ゴミ箱を置きたいと現在のものを設置しようとしたら、この建物には全く合わず…と教えてくれたお話がとても印象的でした。建物全体がアートのような場所だと思います。ぜひ、一度訪問してみてくださいね。
イベントやワークショップも定期的に行われています。
Hi! Yoriyo FacebookやHi!Yoriyo Instagramを要チェック‼
Hi! Yoriyo (ハイ! ヨリヨ)
情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認下さい。
- 住所
- 大分県竹田市米納1031-1
- アクセス
- 豊後竹田駅 車8分
- 営業時間
- 11:00~18:00
- 定休日
- 不定休 (SNSで確認ください)
- https://www.facebook.com/100076306931610
- @hi.yoriyo
- 備考
- 駐車場あり
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