【終了】11月末まで開催!『きつき偉人伝Ⅱ 不世出の天才画人 高橋草坪と豊後南画』
きつき偉人伝Ⅱ 不世出の天才画人 高橋草坪と豊後南画
2021年夏に杵築市で開催された『きつき偉人伝』の新たな展示が、『きつき城下町資料館』で開催されています。『きつき城下町資料館』の詳細はこちら👇
2021年11月30日(火)まで、杵築藩ゆかりの人による『豊後南画』が展示されています。
こちらから■チラシPDFがDLできます。
今回の企画展示室の様子です。
豊後南画とは
江戸幕府8代将軍の徳川吉宗の頃、西洋画や中国絵画のような海外文化を積極的に受入れたことで日本絵画界に新たな潮流が生まれたと考えられています。当時の中国の文人絵画を『南画』と呼んでいました。
その『南画』は日本各地に伝わり、地方の性質や思想が加わったエリアごとのオリジナル『南画』ができるように。
江戸時代、現在の大分県をさす豊後国でできたものは『豊後南画』と呼ばれています。
『豊後南画』は『田能村 竹田』を筆頭に多くの南画家を輩出しました。
淡彩高士会心図 / 田能村竹田 / 江戸後期 / 個人蔵(寄託品)
今回の企画展では『後藤 哲也』氏により近年寄贈された『高橋 草坪』を含む貴重な作品が初めて公開されています。『豊後南画』の魅力や『高橋 草坪』を中心にした作品を見ることができますよ。
高橋 草坪(たかはし そうへい)
『田能村 竹田』に才能を見出された杵築出身の『高橋 草坪』は、将来を期待されながらも32歳で亡くなります。そのため現存する作品は少なく現在もなお、高い評価を受け続けています。
『田能村 竹田』の下で修業していた頃と考えられている作品です。
花卉図(牡丹) / 高橋草坪 / 文政期頃 / きつき城下町資料館蔵
20代になり独自の画法で描かれた作品です。今回の企画展では、年々表現方法が変化していった作品の数々を目の前で見ることができる又とない機会です。
秋景青緑山水図 / 高橋草坪 / 文政9年(1826年) / きつき城下町資料館蔵
開催概要
- 開館期間
- 2021年10月7日(木)~11月30日(火)
- 開館時間
- 10:00~17:00(最終入館受付 16:30)
- 開催場所
- きつき城下町資料館 企画展示室
- 観覧料
- 一般 300円 / 小中学生 150円
杵築藩ゆかりの『十市 石谷(といち せきこく) 』や『十市 王洋(といち おうよう) 』、『賀来 飛霞(かく ひか) 』などの『豊後南画』作品も展示されています。初公開の作品が多いので、ぜひこの機会に資料館へ行ってみてくださいね。
きつき城下町資料館
情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認下さい。
- 住所
- 大分県杵築市南杵築193-1
- アクセス
- 杵築駅 車で7分
- 営業時間
- 10:00~17:00 (最終入館受付 16:30)
- 定休日
- 水曜日 (祝日の場合は翌平日が休館)
12月29日~1月3日 - 電話
- 0978-62-5750
- 注意事項
- 資料館内での展示品撮影不可、記事に掲載の画像転載禁止
- 備考
- 観覧料
一般 300円 / 小中学生150円
チェックしよう!