【終了】8月31日まで杵築で開催『きつき偉人伝Ⅰ – 麻田剛立・重光葵・村上天心 ‐』

きつき城下町資料館

杵築市の南台武家屋敷に『きつき城下町資料館』はあります。

場所はこちら👇

所在地 : 大分県杵築市南杵築 193-1


建物の中に入ると、江戸時代から続く『天神祭り』の際に使用される御所車が目の前に展示されています。
展示されている御所車は昭和8年に作られたもので、現在も天神祭りの際は解体して運び出されています。

江戸時代の杵築城下町がわかるようなジオラマ模型武士が着用した甲冑古文書資料などを常設展示室で紹介しています。
3階の展示室では、かつて隆盛を誇った杵築歌舞伎の衣装や畳表の材料として用いられていた
七島藺 (しちとうい)に関する展示があります。

『きつき偉人伝Ⅰ – 麻田剛立・重光葵・村上天心 ‐』

8月31日 (土)まで、近世から近現代にかけて活躍した杵築市にゆかりのある偉人3名の企画展
開催しています。

今回の企画展示室の様子です。

麻田 剛立 (あさだ ごうりゅう)

天文学者として江戸時代に活躍した人物です。
全国で初めて実測をし日本地図を完成させた伊能忠敬が孫弟子にいます。
麻田が大坂 (現在の大阪)に向かう際、国東市の著名人である三浦梅園が書いたとされる友情を
示す資料が展示されています。

三浦梅園書簡 (写) / 天明5年 (1785年) / きつき城下町資料館蔵

江戸時代に松平家の藩医であった「佐野家」には、当時の地球儀が残っています。
よく見ると、赤道やヨーロッパなどはっきりと分かるものが記されています。

佐野玄遷作 「地球儀」 / 江戸後期頃 / 個人蔵 (寄託)

重光 葵 (しげみつ まもる)

戦中戦後の外交官・政治家として活躍した人物です。
杵築市の各小中高等学校には重光葵が残した直筆の書が残されています。
それらの書はメッセージ的な文字が多く、これからの時代を生き抜いていく子どもたちへ残したのではないかと考えられています。

重光葵 (向陽) 「魂」 / 昭和27年 (1952年) / 杵築中学校蔵

村上天心 (むらかみ てんしん)

愛媛県宇和島市出身で30代半ばに杵築に移住後、藩医であった佐野家や安住寺より
様々な支援を受け、禅画・仏教彫刻・陶芸の分野で才能を発揮し数多くの作品を残しています。
本企画展では佐野家に伝来した「龍図屏風」や絵皿、彫刻などを展示しています。

村上天心作 「龍図屏風」 / 大正12年 (1923年) / 個人蔵 (寄託)

おりまゆ

重光葵の文化人的な展示が斬新で、見入ってしまいました!
8月31日まで開催しておりますので、ぜひご覧ください!!

きつき城下町資料館

情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認下さい。

住所
大分県杵築市南杵築193-1
アクセス
杵築駅 車で7分
営業時間
10:00~17:00 (最終入館受付 16:30)
定休日
水曜日 (祝日の場合は翌平日が休館)
12月29日~1月3日
電話
0978-62-5750
注意事項
資料館内での展示品撮影不可、記事に掲載の画像転載禁止
備考
観覧料
一般 300円 / 小中学生150円
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