長居したくなる店内！心が癒される長湯温泉の珈琲店『タビノトチュウ』

ゆっくりと刻が流れる場所

今回ご紹介するのは、竹田市直入町の長湯に2024年2月にオープンされた『タビノトチュウ』さんです。ノマド喫茶営業は『夏ノ庭珈琲店』として、今後も出店されるそうですよ。

お店のすぐ近くには24時間入浴可能な開放的な混浴露天風呂『ガニ湯』があります。河川敷の景色を眺めていると、時間を忘れてしまいそうになります。

店舗の場所はこちら👇

所在地 : 大分県竹田市直入町大字長湯7699-1

店内の様子

ジブリ映画の世界にいるような日常を忘れてしまうノスタルジックな空間です。

家具や雑貨は、お店の雰囲気に合うようにとオーナーさんが探したものや知り合いから譲っていただいたものを使用しているそうです。なんだか懐かしいテーブルやイスが、お店の雰囲気と本当によく合います。

店内中央にはお菓子などが並べられています。

よく見ると至る所に本や絵本などが置かれてます。オーナーさんおすすめのものや可愛らしいイラストの絵本など、コーヒーのお供に手に取ってもらいたい、店内で偶然手に取った本との出会いや発見の場所にもしてもらいたいというオーナーさんの想いがこめられています。
タビノトチュウ Instagramには、店内の本や冊子のご紹介と想いも記載されています。

メニュー

自家焙煎コーヒーなどが味わえます。テイクアウトもできますよ。コーヒー豆やドリップバッグコーヒーも販売されています。

お店で焼かれたスコーンも販売されています。

スコーンにトッピングをすることも可能です。訪問した日は、自家製のきんかんシロップ漬けがありました。きんかんの次はレモンのシロップ漬けを用意されているそうですよ♪

注文したもの

『夏ノ庭珈琲店』さんとして出店されていた際に『チョコレートチャイ』を飲んだことがあったため、今回はコーヒーを味わいました。

アイスコーヒー 550円

ブラジル産のコーヒー豆を使用されていました。丁寧に時間をかけ淹れてくれるため、注文が入るたびに店内はいい香りで満たされます。
こんなにも優しい甘みが広がるコーヒーは初めてです。とても柔らかい味わいで、気持ちがフッと軽くなります。

プレーン(きんかんシロップ漬け+クリームチーズ トッピング) 500円

優しさが伝わる繊細な甘みが身体の力を緩めてくれます。バターの風味がとても心地よくて笑顔がこぼれてしまいます。
きんかんのシロップ漬けやクリームチーズをつけて食べると、また違ったおいしさが味わえます。

ハンドドリップコーヒー 500円

春のブレンド『船出』が味わいたくてこちらも注文。素敵なネーミングに惹かれていましたが、一口飲めば虜に!
とてもすっきりしているのに、甘みがあり目の前がサッと開けるような軽やかさ。春って聞くとワクワクする気持ちを表現してくれた芸術的なコーヒーでした。あ～っ、また飲みたい!

カモミールティーとホワイトチョコ 400円

カモミールティーの心地いい香りが鼻に抜けます。ホワイトチョコの甘みが口に残り、コーヒーはもちろん! チャイなども合うのが分かるスコーンです。

長湯温泉との出会い

国東市や杵築市を中心に『夏ノ庭珈琲店』を営業されていたのに、長湯温泉でなぜお店をオープンされたのか…気になってたまらずオーナーさんにお話を聞きました。

オーナーさんが久住町で出店された帰り長湯温泉に寄り散歩されていた際、ベンチに腰掛けゆっくりと流れる風景を楽しんでいたそうです。川を照らす夕日がとてもキレイで眺めていると、ココでお店をオープンさせたいとフッと思ったそうです。そして、その時に思い描いたお店をその場でイラストにしたとか。
「色々な場所で営業はしたいけれど、固定されたお店を持ちたいとは思ったことがなかった」と笑いながら話をしてくれたオーナーさんが印象的でした。

どこに連絡をしたらこの場所を借りることができるのかも全く分からなかったところから始まり、オープンまでコツコツ準備をされたそうです。「あの時に描いたイラスト通りのお店になってるんですよ」と微笑んでいました。
最初は知り合いがいなかったものの「長湯は温かい人が多くて本当に素敵な場所だから、地元の人や観光で訪れた人たちとのふれあいが毎日楽しい」と最後に話を聞かせてくれました。

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