竹田市が舞台の時代劇!赤神 諒原作『はぐれ鴉』のドラマ制作が決定!!
第25回大藪春彦賞受賞作品『はぐれ鴉』実写化
TOS開局55周年記念として、赤神諒原作『はぐれ鴉』(集英社刊)の時代劇ドラマ制作が決定! テレビ大分にて、2025年7月放送予定。
この記事はプレスリリースの提供を受けて作成しました。
ストーリー
寛文六年、豊後国・竹田藩で城代一族郎党含め二十六人殺しという凄惨な事件が起きた。
一人逃げのびた幼き次郎丸は復讐のため、江戸で剣の腕を磨き山川才次郎と名を変え、叔父である現城代・玉田巧佐衛門がいる竹田の地を十四年ぶりに踏んだ。長い時を経て再会した巧佐衛門は、兇行を目の当たりにした当時の印象と違い、みすぼらしい容姿で、高位にありながら地位や名誉に関心がない変わり者“はぐれ鴉”と周囲から噂されていた。
そして才次郎は竹田小町と評判の巧佐衛門の娘・英里と出会い、予期せず惹かれていく。恋か復讐か、千々に乱れる心を抱きながらも、煮え滾る復讐心を支えに必ずや叔父を討つと心に誓うのだが……。
原作者 赤神 諒(あかがみ りょう)
<プロフィール>
1972年、京都府生まれ。
私立大学教授、博士(法学)、弁護士。
2017年「義と愛と」(のち『大友二階崩れ』に改題)で第9回日経小説大賞を受賞しデビュー。他の著書に『大友の聖将(ヘラクレス)』『大友落月記』『計策師甲駿相三国同盟異聞』『立花三将伝』『太陽の門』『仁王の本願』『佐渡絢爛』『碧血の碑』などがある。
<コメント>
こんにちは。空前絶後の大分作家、赤神 諒です。
――とってもすてきで、ミステリアスなまち、竹田市。『はぐれ鴉』は、岡城、城下町はもちろん、山、温泉、食、そして歴史・文化遺産など、竹田の魅力を、これでもかと、ふんだんに盛り込んだ作品です。
あくまでフィクションですが、意外なところに、「?!」という史実が見え隠れしていますので、探してみてくださいね。
世の中には、今も昔も、人目にはつかないけれど、縁の下で社会を支えてくれている人がいる、そんな忘れがちな真実に、光を当ててみました。
今回の映像化を通じて、一人でも多くの方が、物語の舞台を訪れてくださることを願っております
監督 山下 智彦(やました ともひこ)
<プロフィール>
1964年、京都府生まれ。
フジテレビ時代劇シリーズ「盤嶽の一生」で監督デビュー。
「鬼平犯科帳」「剣客商売」「大奥(シリーズ)」(フジテレビ)などを手掛ける。
株式会社京都組の代表取締役。
<コメント>
今年は江戸時代を描いた映像作品が多くの人を魅了し、取り巻く環境の厳しい時代劇が再注目されました。今回制作するドラマで、大藪春彦賞を受賞された赤神諒さん原作の『はぐれ鴉』もまた、江戸時代を描いた作品です。
これまで仕事でご一緒してきた脚本の松下隆一さん、素晴らしい役者さんたちも迎え、監督として携われることにご縁のつながりを感じています。台本、役者、スタッフに加え、作品づくりには撮影場所も大切です。今回は大分ロケもあり、その風景をどう切り取っていくか。大分にまつわる細かい演出も、みんなで相談しながらこだわってつくっていきます。
多くの方に大分の魅力を再発見してもらえる、楽しんでもらえる作品になればうれしいです。
山川才次郎役 : 神尾 楓珠(かみお ふうじゅ)
<プロフィール>
1999年、東京生まれ。
●出演作
2015年にスペシャルドラマ「母さん、俺は大丈夫」でドラマデビュー。2018年ドラマ「アンナチュラル」にゲスト出演して話題に。翌年ドラマ「3年A組
今から皆さんは、人質です-」で注目を集める。主な出演作は、ドラマ「顔だけ先生」「17才の帝国」「真夏のシンデレラ」「いちばんすきな花」「くるり〜誰が私と恋をした?〜」映画「彼女が好きなものは」「恋は光」など。
2025年2月7日には主演映画「大きな玉ねぎの下で」が公開予定。
<コメント>
まずは今回、TOS開局55周年記念ドラマに主演させていただくことをありがたく感じています。初めて映像作品で時代劇に挑戦させていただくことになりました。
太秦での撮影も初めてなので、不安はありますが、ワクワクしています。
難しいことも多々あると思うので、共演させていただく方々の胸をお借りするつもりでという気持ちもありつつ、皆様に負けないように精一杯演じたいと思います。
玉田巧佐衛門役 : 椎名 桔平(しいな きっぺい)
<プロフィール>
1964年7月14日生まれ。三重県出身。
●出演作
ドラマ「コード・ブルー」(フジテレビ)「連続ドラマW事件」(WOWOW)映画「沈黙のパレード」「アウトレイジ」「THEOUTSIDER」など
<コメント>
ある武士が、家族や身内含め26人を皆殺しにするところから物語が始まっていく。しかしどうも不思議な様子が漂っている。彼の目が澄んでいるからだ。なのに何故こんな無慈悲な行いが出来るのかという大きな疑問を紐解きながら読む中、彼の持つ計り知れない信念の強靭さに心打たれました。そんなはぐれ鴉と呼ばれる玉田巧佐衛門を演じるのは、自分にとって未知の領域に感じられます。これまで演じた事のない人物像ですが、彼の信念や、優しさ、逞しさを大事に演じていきたいと思っています。
英里役 : 山本 千尋(やまもと ちひろ)
<プロフィール>
1996年8月29日生まれ。兵庫県出身。
●出演作
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、映画「キングダム2遙かなる大地へ」Netflixオリジナルドラマ「今際の国のアリスシーズン2」、TBS「埼玉のホスト」、劇団☆新感線「天號星」など。
2024年は、日本テレビ「新空港占拠」、映画「赤羽骨子のボディガード」などに出演。
2025年公開の映画「アンダーニンジャ」への出演も控えている。
<コメント>
玉田巧佐衛門の娘・英里役を務めさせて頂きます、山本千尋です。私にとって時代劇をさせて頂くのは、とても特別な事です。17歳だった私を一から育てて下さった大切な場所、京都太秦。初めての台本と木刀を握りしめ、お芝居も立ち回りも時代劇の素晴らしさも教えて頂きました。英里のオファーを頂いた時、「千尋ちゃんにはいつか時代劇で“こういう役”も出来るようになってほしいなぁ」と太秦の皆様から言われていた事を思い出し、10年以上の時を経て、挑戦させて頂けるこの機会に自分に良きプレッシャーをかけ緊張と喜びを高めております。台本・原作共に読ませて頂きましたが、あまりにも素晴らしくて、美しくて、たくさん伝えたい想いはあるのですが、これから撮影が始まるという事もありますし、時代劇は“サイレントサムライ”の精神で臨みたい自分もいますので、どうか英里として生きられたと言えるその時まで、まだ胸にしまわせて下さい。
由美役 : 財前 直見(ざいぜん なおみ)
<プロフィール>
1966年1月10日生まれ。大分県出身。
●出演作
ドラマ「こっち向いてよ向井くん」(日本テレビ)大河ドラマ「光る君へ」(NHK)「連続ドラマW完全無罪」(WOWOW)
映画「サイレント・トーキョー」「湖の女たち」などに出演。
「財前直見の暮らし彩彩」(NHKEテレ)放送中(随時)
<コメント>
TOS開局55周年を記念した作品に出演させていただくことになりまして、とても嬉しく思っています。
豊後国を舞台にした作品とのことで、大分県民である私もとても楽しみです。
放送はまだ先になりますが、みなさんも楽しみに待っていてください。
photo by 深澤慎平
この記事を作成するにあたり、写真はすべてテレビ大分様よりご提供していただきました。
チェックしよう!